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樋口一葉「十三夜」解説あらすじ

樋口一葉
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始めに

 樋口一葉「十三夜」解説あらすじを書いていきます。

背景知識、語りの構造

元禄文学の影響

 近代になって、明治二十年代ごろ(1887~96)や1900年代前後に、日本の江戸文芸である元禄文学が着目されていきます。

 これはナショナリズムの高まりと連動していて、井原西鶴や近松門左衛門のリアリズムが再度着目され、西洋文学とすりあわされるなかで再解釈されていきました。

 最初の元禄文学ルネサンスには一葉と紅葉(『多情多恨』『金色夜叉』)、露伴(『五重塔』)、第二の波では自然主義の作家が元禄文学を参照にして、リアリズムを展開していきました。

すれ違い

 本作はすれ違いを描くドラマです。貧しい士族斉藤主計の娘お関は、官吏原田勇に望まれて7年前に結婚したものの、子どもが生れてから辛く当たられ、実家に帰るものの、父にさとされて夫の元へ帰ろうとします。

 その際、その途中乗った人力車の車夫はお関が乙女心で結婚を夢みていた幼なじみの高坂録之助で、話を聞くと、原田に嫁いだ自分のために自暴自棄になり、その後所帯を持ったものの、妻子を捨てて落ちぶれたとのことでした。

 そのことを思い、お関は悲しみに暮れるものの、秋の夜の冷たい月が照らす中、2人は別々の方向へと帰るのでした。

 

物語世界

あらすじ

 貧しい士族斉藤主計の娘お関は、官吏原田勇に望まれて7年前に結婚したものの、子どもが生れてから冷酷になる夫の仕打ちに耐えかね、ある夜眠る幼い太郎に別れを告げて、無断で実家に帰ります。

 おりしも十三夜、いそいそと迎える両親を見て言い出しかねていたものの、あやしむ父に促されて経緯を話し、離縁をと哀願します。母は原田の娘への仕打ちにいきり立ち、父はそれをたしなめ、お関にねんごろに説きさとします。お関もすべて運命とあきらめ、力なく夫の家に帰ります。

 その途中乗った人力車の車夫はお関が乙女心で結婚を夢みていた幼なじみの高坂録之助でした。話を聞くと、原田に嫁いだ自分のために自暴自棄になり、その後所帯を持ったものの、妻子を捨てて落ちぶれたのでした。

 深い悲しみを抱いたまま彼とも別れ、秋の夜の冷たい月が照らす中、2人は別々の方向へと帰るのでした。

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